まるとんのエジプト旅行記: エジプト旅行４日目（5/1）アブシンベル～アスワンへ

スケジュール

○フライト

○アスワン観光

○ホテル

PHILAE HOTEL

今度はカイロを離れ、飛行機でアブシンベルに向かいます。そしてアブシンベルを見た後はまた飛行機に乗ってアスワンに向かうというスケジュールです。

このアブシンベル神殿と翌日アスワンで寄るイシス神殿はもともとナイル川流域の別の場所にあったんです。でもアスワン・ハイ・ダムを建設するとき水没の危機にあったために高い所へ移設された遺跡なのだそうです。
この２つの遺跡を含むアスワン・ハイ・ダム建設のために移設された３つの遺跡が世界遺産「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」となっています。また、この遺跡の移設がきっかけとなってユネスコは1972年に世界遺産条約を成立したのだそうです。

出発

前日のことなのですが、昨日のタクシーは「フライトが７時だったら朝５時前にはでないといけないね。朝早いから200エジプトポンドで送るよ、あとバクシーシで50つけろよ」と言ってたんです。
それは高いだろといくら伝えても朝早いのだとか楽しかっただろと言い聞かない感じだったんです。
で、朝出発前にタクシーのドライバーを紹介してくれたベルボーイがいたので言ったんです。

私：昨日はギザやサッカラを回ってとっても楽しかったよ。ドライバーもとっても良かった。良いドライバーを紹介してくれてありがとう。でも昨日のタクシードライバー、これから空港まで送ってくれると言ってたんだけど、250ポンドと言ってるんだ。何か変な気がする。
ベルボーイ：それは高すぎるよ。ここから空港までの相場は120から150エジプトポンドだよ。今は朝早いし150ポンドで良ければすぐ呼んであげるよ。
私：じゃ、それでお願い。

昨日はピラミッドでまとわりついてくるエジプト人を追い払ってくれたり、昼ごはんは私が出したけど晩御飯はドライバーに出してもらったり、そんな感じで過ごしたからタクシードライバーを信用していたのですが。。。うーん、誰を信用していいものかほんと分からなくなってきます。
ベルボーイが言ってきた150エジプトポンドといえば、ドライバーの言い値よりかはもちろん安いんだけど、カイロ空港でまとわりついてきた人たちが出してきた価格と一緒だったんです。（２日目参照）
でも150エジプトポンドは日本円で2000円ぐらい。もう深く考えるのはやめよう。

遺跡も予定通りに回ることができたしホテルはいい部屋に泊まれて快適だった。
必要な報酬はちゃんと払った。

ピラミッド、楽しかった。

カイロ空港

この日はカイロ→アスワン→アブシンベル→アスワンと３つの飛行機の乗り継ぎです。
だから時間通りに出発して欲しいと願っていたのですが。。。
エジプトでは当たり前に遅れると事前に調べていた通り、この日もみごとにDelayです。

チェックインでは荷物をアスワンで預かっておいてもらうようお願いし、１時間遅れの飛行機に乗り込みました。

アスワン空港

１便目が遅れると今度は次の便が心配です。
結局アスワンに着いたのが9:20ぐらいで、チケットに書かれてる予定出発時刻は9:30でしたから走ってゲートに向かいました。

たぶん遅延するだろうと思いましたが、、、やっぱDelayです。

それどころか、いつ頃出発予定か全く書いてないんです。
ていうか４番ゲートはこの便の出発情報じゃなくて、さらに後の便のことが書かれてる。「14:30 Cairo Delayed」。。。

ここで同じように乗り継ぎで困っていた日本人の親子の方と仲良くなりました。カイロから飛行機で来てアブシンベルに寄ってアスワンに戻るまで同じコースです。
「カイロの人達はほんと大変だったよ」と彼らも彼らなりの体験を話てくれました。みんなそうなんでしょう。

12時ちょい前になっていきなりゲート奥にバスが止まってみんなが乗り込みました。
電光掲示板もDelayedと書いてあるまま予定時間空欄も何も書いてないんですよ。
でもわらわらとゲートに人が集まって粛々と出発です。放送もなければ、誰かが「出発しまーす。来てくださーい。」といったの呼び声も一切なし。
ゲート前の液晶の画面には乗りたい便ではなくてやっぱり「14:30 Cairo Delayed」。。。

でも無事飛行機に乗ることができました。

アブシンベル

アブシンベル行きの飛行機ですが、着陸時にアブシンベルの神殿が見えるというこで飛行機は左窓席を抑えていました。

そして着陸寸前でカメラを構えて、撮ったのがこちら。

飛行機は着陸寸前独特の揺れ、そんな間に神殿はさーーっと通り過ぎてしまいました。写真はこの１ショットだけしかチャンスがありませんでした。

アブシンベルに着いたときはもう１時、既に帰りの便の出発時刻だったのですが空港の人に聞いて２時半までに戻ってくれば大丈夫だよということで先ほど一緒になった人達と一緒に回ってきました。
実際この飛行機に乗ってアブシンベルに来た大半の人はアブシンベル日帰りでした。アスワンからの飛行機を利用すると滞在時間３時間位でまたアスワンに戻れるようになっていて、みんなシャトルバスで遺跡に行って、そしてまたシャトルバスで空港に戻るという感じで行動することになります。

アブシンベルには大神殿と小神殿の２つの神殿があります。どちらも同じ敷地内です。

アブシンベル大神殿。
４体の像はラムセス２世です。
中もすごかったです。沢山の絵や像がライトアップされていました。
るるぶのガイドブックに神殿内部の詳しいマップがあって、それを見ながら一回りしました。

こちらはアブシンベル小神殿。
６体のうち４体はラムセス２世で左右それぞれ中央の２体が妻ネフェルタリです。

こちらは中の撮影もＯＫでした。

アブシンベル空港

そして空港に戻りました。
ここは案内の掲示板も一切なかったです。
そしてチェックインカウンターに並んで、チケットを受け取ったのですが。。。

チケット手書き、これは初めてでした。

アスワン空港で荷物を手に入れることもでき、そして市街まではタクシーを使っていきました。市街までのタクシー代は地球の歩き方には60～70エジプトポンドと書いてあったのですが、先ほどの日本人親子と３人でがんばって交渉して100エジプトポンドでした。
ガイドブックに書かれているタクシーの基準額よりはどこも確実に値上がり、、、というかそれ以上の額を取りに、来ます。
一緒に乗った彼らも60ポンドなら相場通りだし私も40ポンドなら想定以上に安く来れたことになるのでこれで割りましょうと清算して、別れました。

フィラエホテル

そして今回のホテルです。

この地区はホテルの値段が安いということでいつものようなゲストハウスではなくしっかりした良いホテルを選びました。とはいっても一泊60$です。

受付の人：SUITE ROOMが空いてますからこちら使って良いですよ。追加のコストはなく申し込んだ値段のままで良いです。
私：ありがとう、そこ使いますね。

この日他の旅行客は見なかったし、翌朝の朝食時に見かけたのもフランス人の夫婦１組だけでしたから、お客さんがすごく少ないのだと思います。

素敵なお部屋。
そして市街を散歩します。

スーク（マーケット）

ナイトマーケットはすごく活気がありました。

沢山の人に声をかけられました。「ニーハオ」って。。。ほぼすべての人からです、みんなに中国人に見られました。
でも「ジャパニーズ」と返事するとみんな「日本人は好き、中国人は嫌い」と言っていろいろと話かけてきました。

メインスークを歩いていたら、パピルス製のしおりを沢山持ってきて買わないか？と子供が寄ってきたんです。いらないといってもずっと着いてきたんですが、その他の人達も手を握って引っ張られたり、「ジャパニーズ」と抱きついて来たりといろんな人にまとわりついてこられたんです。

疲れもあったかなぁ、いつもより警戒心が落ちてました。しばらく歩いて気づいたのはポーチのチャックが空いてたんです。

※写真はホテルに戻ってからの再現です。

一瞬血の気が引きました。
全然チャックを開けられたのに気づかなかったんです。

でも私の財布やパスポートはこのポーチの一番奥に入れていて、普通にチャックを開けただけでは簡単に取り出せないようにしまっているんです。
おかげで何も取られずにすみました。
でもそれからはポーチにも鍵を必ず付けるようにして、そして手で押さえながら歩くようにしました。

回りの人もみんなカバンの口を手で押さえながら歩いています。
ほんと甘かったです。でも盗られる前に気づいて良かったです。

マック

お腹は空いたのですが、さっきのスリ未遂にあった直後。ローカルの店がちょっと怖かったのでマックに入ることにしました。

ここで頼んだのはMcArabia Kofta。日本にはないメニューです。

スークで

最後スークで飲み物買って帰ろうとしたらビールを買わないか？と言われたんです。ビールは現地の人は飲まないから、簡単に手に入らないんです。
で、彼らが持ってきたビールで価格交渉です。
ここで持ってきた４色ボールペンを使いました。
ガイドブックには４色ボールペンとあめ玉が効果あるということだったのですが、本当に効果がありました。相手も目の色が変わります。
とはいえど最初のいい値30エジプトポンドに対して、25エジプトポンドでした。ずっと話し込んでて20にしてよと言い続けたのですが、やっぱだめで25で手を打ちました。アスワンの空港で飲んだビールが32エジプトポンドだったからまぁ良いだろうと思っての決着です。